万願寺唐辛子

20年近く前になるが、WEBの世界では「マンガンジ」を検索すると、「マンガンジ トウガラシ」がまず上位に登場したものである。
そのあとに続く「満願寺」は熊本や栃木の寺であったり温泉であったりした。
わが神秀山・満願寺はたしか後発であった。

「万願寺唐辛子」は、その意味でずっと先輩でありつづけ、われわれは先輩に敬意を表しつつ京野菜の王者として、賞味させていただいている。

当山では、この夏から蕎麦の茶店を出すことになったが、蕎麦にはやはり天ぷらが一番合うのではないかーーと思う。

そこで満願寺蕎麦に万願寺唐辛子の天ぷらを添えた一品は最強のメニューになりうるのではないかーーと素人ながら思案した。

名前のご縁で、蕎麦とてんぷらという役回りをお願いして、さてどちらが主役を勤めるかは味をみた通の客人にきめて頂くこととしよう。

H29年8月23日(水)