正月初詣


■開催:1月1日~3日 修正会(しゅしょうえ) 初詣

正月に行われる祈願の法要で、参詣の人々は年頭に当って一年の無事息災をはじめ諸々の願い事をお祈りする習わしです。これは古来、日本の社会に根付いた風習であり、“年”があらたまると共に “人の気持ち”もあらたまるという想いから生じる一種の清算、出直しの気分で今のことばで云うとまさに「リセット」に当たります。そして、今年の運勢やいかに―ということで、おみくじを引く人や、おまもり、縁起物などを買い求める人々でにぎわいます。―寺社にとっては年中で最も活気あふれる時節となっています。

どんど焼き

■開催:成人の日(祝日)

お正月飾り(門松・しめ縄など)や縁起物(守護矢・絵馬など)をお祓いの後、「とんどの火」で燃やす、いわゆる「お焚き上げ」の行事です。お持ち込み頂けるのは燃えるものに限らせて頂いてます。以前は、小正月(一月十五日)の行事として定着していましたが週日では不便な向きもあるので近年は「成人の日」(祝日)の行事となっています。

除災招福祈願法要節分【節分・星まつり】

■開催:節分2月3日【節分・星まつり

2月3日節分の日に毘沙門堂の本尊に除災招福を祈願する法要で星供とも称します。
密教の教理に合う『宿曜経』に基く祈願法で人の禍福吉凶を司る天体(星宿)の運航に従って変転する運勢を祈願します。
寺伝には源満仲公が自ら刻み奉納したとされている毘沙門天は七福神の一神であり、二十八部衆でもあり、独立尊としても信仰を集めています。
※法要時間は2月3日の午后ですが祈祷は非公開で堂内にて独行されます。

 

春の彼岸会 千手観音菩薩御開扉


■開催:お彼岸期間中

季節の移り変りに殊に敏感な民族である日本人に深く根付いている年中行事です。
「暑さ寒さも彼岸まで―」季候変動に異常がみられたりもする昨今の日本列島でありますが、やはり私たちにはなじみの言葉です。
本来は仏教語の「到彼岸(パーラミータ)」から出た語で意は彼岸(悟りの世界)に到るための修行の方法(六波羅蜜)を説いたものです。
詳しくは「六波羅蜜」をご参考ください。

1年に1度、春のお彼岸期間中に満願寺ご本尊・秘仏 千手観音菩薩の厨子の扉を開きます。
春のお彼岸期間中、観音堂にて直接お詣りして頂けます。期間中は各家のご先祖様の「塔婆回向」を受け付けています。AM9:00~PM16:30

 

地蔵盆

■開催:8月24日  地蔵盆の縁日

関西地方では八月二十四日に地蔵盆を行うのが通例となっています。地蔵菩薩の諸々の功徳をいただくため、私たち衆生の悩みごと、苦しみなどを取り除いてもらうために供養をする日です。
殊に「子安地蔵尊」を祀る当山では子供たちの健やかな生育を祈る縁日として、また季節の風物詩ともなるように楽しく美しい行事を企図しています。

秋の彼岸 施餓鬼法要

■開催:9月 施餓鬼法要

餓鬼道(輪廻六道の一つで地獄と畜生の間にある)に苦しんでいるもの、すなわち餓鬼に食物を施し与える法会となるが、有縁の死者(先祖代々の霊)への供養だけではなく、無縁の諸霊を普く回向するのが本来の義です。
「施」とは先の彼岸会の項で紹介した六波羅蜜の一つで利他行、菩薩行とも云われる悟りへの第一歩です。 特に大切なのは、「応分の施」です。
金銭や物資の多募ではなく、心に重点を置くべきであるというのがお釈迦様の説かれるところです。
そして、今年の運勢やいかに―ということで、おみくじを引く人や、おまもり、縁起物などを買い求める人々でにぎわいます。―寺社にとっては年中で最も活気あふれる時節となっています。

除夜祭 除夜の鐘撞き

■開催:12月31日

大晦日は恒例の除夜の鐘を撞きます。
当山では数十年前から参拝の皆様に一人ずつ釣鐘を撞いてもらいます。
年の終わりに一年の間に積もった煩悩を払う意味でも、それぞれ心を込めて撞いて頂きます。
PM23:30に住職が般若心経を唱えて撞いたあと番号札の順に参拝者に撞いて頂きます。
年が改まり、そのまま初詣、新年の挨拶となる場合があります。